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宇宙スープ

Once upon a time, the Universe expanded from an extremely dense and hot soup

私が金正恩だったら

朝生見てたら、「トランプ大統領の今回の北朝鮮へのやり方に」「賛成」が61%という結果が出ていた。 youtu.be 現在北朝鮮は核実験を成功させ、核爆弾を推定20個ほど保有しているらしいが、これを長距離弾道ミサイルに搭載して標的を攻撃するという能力までは…

突然変異で進化はできない。進化論最大の謎に突破口を開いた研究

「進化論」という理論をはじめて知ったのはたしか大学のときだった。「自然淘汰」と「突然変異」という超シンプルな原理で多様な生物の誕生を説明できてしまうことに衝撃を受けた記憶がある。 しかし、ダーウィンが唱えた進化論は「自然淘汰」が中心で、「突…

私たちが知らない微生物の世界

ヒトとバナナのDNAが50%以上一致するという話がある*1。DNA一致率の導出方法はあいまいな部分があるにしても、細胞などミクロな構成要素の生命活動は、ヒトも植物も共通のモジュールが、共通の遺伝子によって支えられているという事実がある。ヒトも植物も実…

社会問題としての肥満の真実

突然ですが問題です。『抗生物質がもっとも利用される現場はどこ?』 抗生物質はご存知の通り細菌などの微生物を殺したり、増殖を止めたりする薬である。細菌系の病気に罹ったときに処方される薬としておなじみだが、わざわざクイズにするということは、こた…

『労働生産性』をめぐる混乱をふまえて日本が知っておくべきこと

toyokeizai.net 日本の労働生産性が先進国中最悪の水準だというこの記事に対して、コメント欄が混乱の様相を呈している。ぱっと見、8割がたの人が「労働生産性」の意味するところを誤解している。「日本の労働生産性が低い」という命題から、「サービス残業…

なぜ南アフリカの殺人発生率は高いのか?

南アフリカと言えば、世界最悪クラスの治安の悪い国として有名である。2014年の国別殺人発生率で比較すると世界ワースト9位に位置する。一般的に殺人発生率はGDPと負の相関があることが知られている(GDPが大きいほど、殺人発生率は下がる傾向がある)。その…

1000年後の未来人からバカにされる現代人の特徴はなんだろう?

現代人から見ると、中世や古代、先史時代の人々はとてつもなくアホに見えることがある。 ヒエログリフの解読が困難だった理由 たとえば、古代エジプトの文字、ヒエログリフの仕様の話だ。ヒエログリフの解読は非常に難しかったというが、その理由の1つに、…

超遺伝子と減数分裂で理解するイーブイ進化の仕組み(3)

metheglin.hatenablog.com metheglin.hatenablog.com 前回の記事で減数分裂と遺伝子とはなにか?を解説し、イーブイ進化の仕組みを理解する上で遺伝的連鎖という概念が重要だというところまで説明した。 遺伝的連鎖とはなにか? 遺伝的連鎖 - Wikipedia 上記…

超遺伝子と減数分裂で理解するイーブイ進化の仕組み(2)

metheglin.hatenablog.com 前回イーブイの進化パターンの違いは個人差のレベルを超えているということを書いた。このことをよく理解するために、遺伝子とは何かを理解する必要がある。 「利己的な遺伝子」とWikipediaの各説明をかみ砕いて解釈したところでは…

超遺伝子と減数分裂で理解するイーブイ進化の仕組み(1)

ポケモンユーザはご存知のように、イーブイというポケモンが存在する。イーブイは数あるポケモン種の中でも異彩を放っている。1つの個体が互いに全く特徴の異なる複数の形態に進化する可能性を秘めて生まれてくるのである。 どうしてそのような芸当が可能な…

プログラミング言語はもう一度革命を起こす

20世紀という時代は奇跡的な世紀だった。人間の生活の根幹を変えうるいくつもの発見と発明にあふれた。 1953年ワトソン&クリックがDNA螺旋構造を発見した。これは現在にゲノム解析、ゲノム編集などの技術に引き継がれ、人類は恐るべき力を手にしようとして…

大型肉食動物の家畜化に成功した唯一の例?

前回肉食動物の家畜化はほとんど不可能という内容のブログを書いたが、例外がある。 metheglin.hatenablog.com おそらく人類史上初、大型肉食動物家畜化を成功?させたのは日本だ。その動物とは、クロマグロである。かの有名な近畿大学が世界初の完全養殖に…

なぜ肉食動物の肉を食べる習慣がないか?

現代では、肉食動物の肉を習慣的に食べる文化は世界中を見てもかなり少ない。地域によっては犬を食べる文化が存在するが、食用の犬のエサは穀物なので、この場合肉食動物に該当しない。 肉食動物の肉は美味しくないと言われることがあるがどうもそうではない…

ネアンデルタール人ゲノムから分かる初期人類の愉快な日常

ネアンデルタール人は長い間現生人類の祖先と考えられてたようだが(自分が中学校のころもそう習った)、そうではないことが証明された。ネアンデルタール人と現生人類は共通の祖先がいるだけであくまで別の種である。 すると人類学者の間では、ネアンデルタ…

なぜポリネシアはラグビーが強いのか?

昨年、日本がラグビーワールドカップで大活躍したのは記憶に新しいが、ラグビー強豪国と言われる国々が特徴的なことに気付く人は多いと思う。サッカーやオリンピック主要競技と比べると随分と毛色が違う国々が並ぶ。 以下Wikipediaから引用した2016/06/13時…

ハワイ、イースター島、ニュージーランド、マダガスカルに住みついた人々

列強植民地政策などの歴史を知っている人は、現在アメリカ合衆国の1州であるハワイにカメハメハ大王に代表される先住民がいたことをご存知だと思うが、冷静になって、なぜハワイに先住民がいたのか?を考え始めると夜も眠れなくなると思う。同様の疑問は、…

システムがおもしろいという話

大学生のころ自宅にインターネット開通したときが楽しくて、しばらくWikipediaをネットサーフィンしてた時期があった。特に印象深く覚えているのは「バタフライ効果」を筆頭とする複雑系の説明だった。 バタフライ効果とは、「ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきが…

「いちいち確認するな」と「勝手に判断するな」の境界

仕事の話します qiita.com 上司がいる環境で仕事をやり始めると誰でも「そんなこといちいち確認するな」と怒られ、一方で「自分で勝手に判断するな」と怒られた経験があると思う。どっちやねんと。特に新卒新人がこの境界で苦しむことは多いと思う。 自分の…

文明社会と隔絶された未開民族イゾラドとの接触が危険な理由

www.nhk.or.jp 10年に1度レベルの超傑作ドキュメンタリーではないかと思っているNHKスペシャルの大アマゾン特集。最終回の第4回はイゾラドとよばれる文明社会から隔絶されたアマゾン先住民族の特集だった。衝撃的だった。(たぶんまだ再放送あります) 文明…

マラリアと鎌状赤血球症という病気

鎌状赤血球症というかなり興味深い遺伝性の病気がある。 鎌状赤血球症 - Wikipedia 赤血球が鎌型に変形して酸素を運搬できず貧血状態となるのが主な症状だが、遺伝子型によって重症と軽症の2パターンに別れる。 重症パターンでは、常時貧血を発症するので患…

メール返信が遅い人は仕事ができない?

仕事の話します toyokeizai.net メールの返信が早い人は今できる仕事をすぐに片付ける習慣がある、つまり仕事ができる。というのには同意。でも、そうでない人はできない人か、というとそうでもない。 なぜ社長、幹部などの忙しい人に限って返信が超速いかと…

弱者を生かす戦略ー相模原事件を受けて思ったこと

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp 何年か前話題になった知恵袋のベストアンサー。相模原の事件を受けて、すべての人間が必読だと思うので、この機会に改めて確認してほしい。 アマゾンのジャングルに一人で放置されて生き延びられる現代人はいませんねというこ…

知性は脳細胞の数に比例するか?シンギュラリティ論者が見誤っていると思うところ

www.itmedia.co.jp 「知性は脳細胞の数に比例している。脳細胞は二進法で、ニューロンがくっついたときに微弱な電流が流れるという仕組み。コンピュータもこれと全く同じで、トランジスタがくっつくか離れるか。つまり、1チップの中にあるトランジスタがいつ…

仕事のストレスで悩む人は「ちょいデキ」読むといいかも

録画してたNHKスペシャルのキラーストレス見た。 NHKスペシャル「シリーズ キラーストレス」第1回内容 NHKスペシャル「シリーズ キラーストレス」第2回内容 ヒトはストレスを感じると自律神経の交感神経がはたらき、心拍数が上がり、血圧が上がり、血は固…

GoogleのDNAは欧米のDNA

Googleはインターネットと共に突如現れた天才集団かのように思っていたけど、欧米の伝統の延長線上にいる集団だったのだということに気付いた興奮を残しておく。 日本のIT文化オーバービュー アメリカには世界を席巻するIT企業がいくつもあって、日本にはな…

人工知能の限界の考察(2)

metheglin.hatenablog.com 人工知能は人間の脳にどこまで近づけるか 現在の人工知能は確率統計的手法をベースにした学習モデルであり、それによる弱点がいくつか指摘され始めていることを前回書いた。そうは言っても超優秀な人類のこと。脳という学習マシン…

人工知能の限界の考察(1)

オーバービュー 人工知能研究は勃興以来難解な問題がいくつも立ちはだかり、長い間実用的な成果を出せなかったが、1980年代Judea Perl氏が確率統計的な発想を取り込んだことで状況が変わった。 1997年当時世界ダントツ1位のチェスプレイヤー、カスパロフに…